私が就職活動をしていた2009年は、リーマンショックの煽りを受けてまさに就職氷河期真っ只中でした。
今考えてみると、就活が私にとって初めて「自分の強みはなんだろう」「他の人との違いはなんだろう」と"価値"について悩んだ時期でした。
とにかく自分のことを誰かに表現するのは難しかった。
でもそのとき一つだけ見つけた「表現方法」があります。
それは自分の価値を「エピソードで語る」ことでした。直接的なコトバを使わなくても、自分自身の経験談にキャッチコピーをつけて、登場人物やそのときのセリフを物語のように語ることで、自分の想いや人柄まで表現する。まるでそのときの映像が頭の中で思い浮かぶような、そんな語りです。
「語る」という言葉には"共感してもらいたい"という気持ちや意味が含まれていると思っています。
あの頃以上に先の読めない不確実な時代になった今、ただ「伝える」ということだけではどうにもならない世の中だからこそ、経営者の方々が自社の価値を見つけ、共感してもらうための「語り」のお手伝いができればと思っています。(2024.1.1記載)
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